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医療保険の選び方の3つのポイント!生命保険やがん保険とは異なる注意点も解説

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重い病気にかかったことによって入院や手術が必要になると、高額な費用がかかります。病気になった場合の経済的負担を軽減してくれるのが「医療保険」です。備えておいたほうがよいのは理解しつつも、保険会社も医療保険もさまざまで、迷うことが多いのではないでしょうか。そこで本記事では、ご自身に合った保険の選び方について解説します。

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コラムサマリ

★この記事は約5分で読めます。

・保険選びでは「何に」「どれだけ」「いつまで」の3つのポイントが重要。

・入院日数は短期化傾向だが、何の病気に備えるかによって必要な期間は変わる。

・病気のリスクは生涯あるため、終身タイプで考えることが基本。

目次

本文

医療保険の賢い選び方

病気やけがへの備えとして加入を検討しておきたい「医療保険」ですが、各保険会社から販売される商品数は年々増えており、何を選んだらよいのか分かりにくくなっています。病気にかかる頻度や程度の差はあるものの、病気にならない人はいません。

長い人生の中で、いつ病気にかかり、どのような種類の病気になるのか誰にも分からなため、特定の病気に対してピンポイントで備えることは難しいでしょう。そのため、医療保険ではさまざまな病気に対応できるように、多種多様な商品や特約を用意しています。

ただ、さまざまある病気のなかでも、特に治療費が高くなりやすい「がん」にだけ備えたいという方もいます。こうしたニーズに特化した保険として、「がん保険」もあります。医療保険やがん保険は、広義での「生命保険」に含まれますが、狭義で生命保険という場合「死亡保険」のみを指す場合もあります。

医療保険を選ぶにあたって、考えたいポイントは、「何に」「どれだけ」「いつまで」の3つです。「自分の場合はどうか」という視点で考えます。おそらく不安はひとつではないため、迷ったときは優先順位をつけておきます。最後に、負担する保険料とのバランスを調整しつつ取捨選択します。

ここからは、それぞれのポイントについて解説します。

 

ポイント①:特約の選び方

医療保険は、「もしも」の場合に、経済的負担を軽減するための備えです。通院や手術でかかる費用は安くないため、負担を少しでも減らせます。ただし、医療保険に加入すればよいというものではありません。ご自身の状況に合わせて備えることが大切です。

病気への備えといっても、人によって不安は異なります。そのため、まずは「入院に備えたい」「女性特有の病気に備えたい」「生活習慣病に備えたい」「先進医療に備えたい」などの医療保険に加入する目的を明確にしましょう。その目的を達成するための手段として使える特約を選んでください。

 

ポイント②:入院日額、限度日数

次に、ご自身にとって必要な入院給付日額と入院限度日数を考えましょう。

入院給付日額は、入院した場合の1日あたりに給付される金額です。治療費は公的医療保険制度の適用で3割負担になりますが、その他には差額ベッド代や食事代などの実費がかかります。加入している健康保険から傷病手当金が給付される会社員の場合であれば、入院給付日額5,000円が目安です。個室希望の場合は高めに設定することや特定の病気での入院の際に上乗せされる特約を付加することも選択肢です。

一方で、入院支払限度日数は、1入院における給付金の支払限度日数です。ほとんどの場合は、1回の入院につき60日まで、120日までと限度が設定されます。なお、一般的には、退院の翌日から180日経過した後に再び入院については、同じ病気でも新たな入院とみなされます。

入院支払限度日数は短いほど保険料は抑えられます。最近では、入院日数の短期化により短い支払限度日数を選ぶ人が増えています。ただし、脳血管系の疾患などは、一般的な病気と比較すると長期化する傾向もあるため、心配な場合は長めの支払限度日数の設定が安心です。

 

ポイント③:保障期間、払込方法

保険は、保険会社との契約であるため、期間を設定する必要があります。いつまで保障されるのか、いつまで保険料を支払うのかについて検討します。

医療保険には、死亡保険と同様に保障期間が決まっている「定期タイプ」と一生涯保障される「終身タイプ」があります。病気への備えとしての医療保険ですので、基本的には生涯で保障を考えたいものです。

〇歳まで、○年間など一定期間のみ保障される定期タイプでも、保険期間が終了しても更新することで同じ保障を継続することが可能です。年齢が上がるほど病気になる可能性が高まるため、更新時の年齢で保険料が再計算され、保険料の負担も上がることに注意しましょう。

一方で、更新の必要がなく、保障が一生涯続く終身タイプは、保険料払込期間を選択することが可能です。保障期間と同様に一生涯保険料を払い続ける「終身払い」と払込期間を設定する「短期払い」があります。例えば、65歳までと設定した場合、払込期間中の現役時代の保険料負担は大きいものの、退職後は負担なしで保障を確保することができます。総支払額については、その人が何歳まで生きられるかによるため一概にどちらともいえません。

 

まとめ

医療保険の検討にあたっては、「何に」「どれだけ」「いつまで」のポイントから絞り込むと、あまり迷わず選ぶことができます。家計状況も踏まえた上で、納得のいく医療保険を見つけましょう。もし病気になったとしても、自分らしい日常を取り戻せるように病気と向きあいたいものです。

この記事の執筆協力

執筆者名

大竹麻佐子

執筆者プロフィール

証券会社、銀行、保険会社など金融機関での勤務を経て独立。相談·執筆·講師活動を展開。ひとりでも多くの人に、お金と向き合うことで、より豊かに自分らしく生きてほしい。ファイナンシャルプランナー(CFP©)ほか、相続診断士、整理収納アドバイザーとして、知識だけでない、さまざまな観点からのアドバイスとサポートが好評。2児の母。ゆめプランニング URL:https://fp-yumeplan.com/

募集文書管理番号
07E1-29A1-B22118-202211

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