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【漫画で図解】医療保険は入るべき? 健康保険との違いや加入するメリット

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健康保険と医療保険。どちらも病気やケガをした時などに助けとなる保険ですが、その違いをご存知でしょうか。国民全員が原則加入する健康保険という公的制度がある中、民間の医療保険に入るメリットについて、漫画でやさしく学んでいきましょう。

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本文

■医療保険とは?

現役世代の人が病院にかかったとき、原則、かかった医療費の3割を窓口で支払います。なぜ、3割で済むのかというと、これは私たちが公的医療保険の一種である「健康保険」に加入しているおかげです。日本では、国民の誰もが健康保険に加入しており、それによって費用負担を抑えながら病気やけがの治療を受けることができます。ただし、健康保険が適用できる条件は制度によって、予め定められています。

一方、民間の保険会社が提供するのが、民間医療保険(以下、医療保険)です。単に「医療保険」という場合、この民間医療保険を指す場合が一般的です。保障の対象や支払われる給付金などの額はさまざまで、その手厚さによって加入者が支払う保険料にも大きな差があります。「がん保険」という言葉もよく聞くと思いますが、これは、保障対象の疾病をがんに限定した医療保険の一種といえます。ほかにも女性特有の病気にかかったときの保障が特に手厚くなる「女性保険」という医療保険もあります。

 

■健康保険と医療保険の違い

公的制度で、万が一の時に心強い味方となる健康保険。ですが残念ながら、万が一の備えとして万能ではありません。そこで健康保険の届かない部分を補ってくれるのが、医療保険です。

●健康保険の適用外の費用に備えられる

漫画で拓也さんが説明しているとおり、健康保険加入者の医療費の自己負担額は1~3割で済ませることができます。それでも、大きな手術などをすると、1~3割でも自己負担額も高額になってしまうのです。

ただ、もし医療費の自己負担額が増えてしまった場合にも、健康保険には高額療養費制度という非常にありがたい制度があります。個々人の収入に応じて1ヵ月ごとの医療費上限額というものが定められており、それを超える部分については高額療養費が支給されて、実質的に負担を免れるというものです。

しかし、健康保険や高額療養費制度には、適用外の医療費が存在することに注意しなければなりません。

例えば、入院をすることが決まった場合、日数に応じて下着や着替え、洗面用具などの買い物が必要となるでしょう。世話をする必要がある家族やペットと同居していて、その世話を民間サービスに任せるのなら、その費用も必要です。仕事を休業する場合には、その間の生活費についても考えないといけない場合があるかもしれません。こうした費用のほか、入院時の食事代や差額ベッド代も、健康保険の適用外です。

上記のような、健康保険がカバーできない出費に備えられるのが、医療保険です。健康なうちに加入しておくことで、入院や手術をするとき、「入院給付金」や「手術給付金」として一定のお金を受け取ることができます。

これらの給付金の使途は基本的に自由であるため、医療費以外の出費にも役立てることができます。また医療保険の保障内容は自分で選択することができ、高額となりがちな自由診療や先進医療の治療費に備えることも可能です。

 

■医療保険に入ったほうがいいの?

日本の健康保険は、世界を見渡してみても手厚い制度だといえます。健康保険がカバーできない出費にも十分対応できる貯金などがあるのなら、医療保険は必要ないかもしれません。

ただし、どんな人も病気やけがをする可能性はゼロではありません。危機感を持ちにくい、若い人にも同じことがいえます。若い人ほど十分な預金がないケースが多い点、そして若くて健康なうちに加入したほうが保険料を安く抑えやすい点を考慮すると、むしろ早いうちから医療保険を検討することには大きな意味があります。

また健康保険と異なり、医療保険に加入する際には、自分の健康状態について保険会社に「告知」をし、「審査」を受ける必要があります。審査結果によって、加入が難しい場合もあれば、あるいは持病については保障の対象外とする「不担保」、もしくは保険金の減額や割高な保険料での加入となることがあります。告知の必要がない「無選択型保険」というものもありますが、保険料は一般的に割高となってしまいます。万一の事態が起こってしまう前に、医療保険を検討しておきたいものです。

 

■必要な保障と保険料のバランスが大切

健康保険は心強い制度ですが、万全ではありません。医療費以外の治療にかかる諸経費や、生活費などはカバーしてくれないためです。一方、医療保険は入院給付金や手術給付金といった、まとまった現金給付があるほか、自由診療や先進医療などの費用もカバーできます。加入しておくことで、病気やけがの際にもお金の心配を極力せず、安心して治療に専念することが可能になるでしょう。

ただし、医療保険では保障の手厚さや、年齢や持病の有無などによって、保険料は変わってきます。病気を心配しすぎて高い保険料を払い、その結果、日々の生活が苦しくなったり、貯金や投資といった将来に向けた資産形成が進まなくなったりしては元も子もありません。まずは、資産形成に充てる資金も確保した上で、必要な保障と無理なく払える保険料のバランスを考えるのが理想的でしょう。

健康保険と異なり、医療保険は加入する義務はありません。しかし、医療保険に加入していれば、より安心であることは間違いありません。

この記事の執筆協力

執筆者名

北垣愛

執筆者プロフィール

国内外の金融機関で、金融マーケットに直接携わる仕事を長く経験。現在は資産運用のコンサルタントを行いながら、主に金融に関する情報発信も行っている。日本証券アナリスト協会認定アナリスト、FP一級技能士、宅地建物取引士資格試験合格、食生活アドバイザー2級。

募集文書管理番号
07E1-29A1-B22114-202211

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