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損害保険にもがん保険がある!~生命保険、損害保険、どっちでがん保険に入る?~

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「がん保険」は、生命保険会社(以下、生保会社)で加入するものと思うかもしれません。しかし、損害保険会社(以下、損保会社)にもがんを補償する保険はあり、生保のがん保険とは異なる特徴があります。ここでは、生保と損保のがん保険の違いを説明し、損保のがん保険の活用シーンについて紹介します。

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コラムサマリ

★この記事は約5分で読めます。

  • 損保会社のがん保険は、契約年数が短く、年齢により手ごろな保険料で手厚い補償が特徴
  • 生保会社のがん保険は、一生涯の利用を前提にした手厚い保障が特徴
  • 損保と生保のがん保険の違いは、保険期間や保険料の仕組みなど。どちらにもメリットがある。

※ご契約にあたっては、必ず「重要事項説明書」をよくお読みください。ご不明な点等がある場合には、お問い合せください。
※取り扱い保険会社及び保険商品について、ご不明な点等がある場合には、お問い合せください。
※文中に記載の保険商品、サービスの名称及び内容は保険会社によって異なる場合がございます。

本文

■損保会社の販売するがん保険はどんな補償内容?

補償の内容は損保会社によって異なりますが、がんと診断された時の一時金支給や、入院や手術、通院時などのさまざまな状況に応じた補償があります。生保会社から販売されている一般的ながん保険と、同等程度の補償内容があります。
補償期間は、1年であることが一般的です。生保会社から販売されているがん保険は、保険期間及び保障期間が複数年や、契約によっては終身保障あるいは終身払いなど選択することが可能であることと比較すると、異なる特徴といえます。

■損保と生保のがん保険の違いは?

損保と生保のがん保険の大きな違いは、「補償(保障)の考え方(保険金の支払い方法)」と「保険期間」にあります。

・保険金の支払い方法の違い
保険の「ほしょう」という言葉に関して、損保では「補償」、生保では「保障」という表記が用いられています。これは、損害保険の目的が「補償:損失を補い償う」であり、生命保険が「保障:障害などのないように保つこと」いう意味で、家族を「万が一」から守ることを目的としているからです。

・「保険期間」の違い
生保の保険期間は、10年間や一生涯(終身)などの長期に対し、損保のがん保険は、1年などの短期間の保険期間となっています。
保険期間が終了した後も契約の更新はできますが、更新できる年齢は70歳や90歳までなど、保険会社による加入年齢の制限が設けられています。契約期間中にがんになっても、契約の更新ができるのが一般的ですが、加入の際には年齢制限について保険会社に確認しておきましょう。

■損保のがん保険の活用方法は?

損保のがん保険は、年齢によっては、生保のがん保険よりもここで、生保と損保の違い、損保のがん保険の特徴から、どのようなシーンで損保のがん保険が活用できるか考えてみましょう。
例えば、小さな子どもがいる家庭や、経済面から保険料を安く抑えたい若い世代の方が、一定期間だけがんへの保障を準備したいケースでは、安い保険料で一定金額の補償が得られる損保のがん保険は有効でしょう。
また、生保のがん保険で一生涯の保障を確保しつつ、保障の上乗せとして、損保の保険に加入する「良いとこ取り」を検討するのもいいでしょう。
「がんになった時に治療費がいくらかかるか不安」「治療費のことを気にせず、治療に専念したい」という場合にも、自由診療などに対応した「実損払い」に対応している損保のがん保険を検討してみることをおすすめします。

■損保か生保か迷ったら相談してみる

生保と損保のがん保険には、それぞれのメリットや特徴があります。損保のがん保険であっても、商品ごとで細かな条件の違いがあるので、保険会社の担当や代理店などに相談してみましょう。
就労世代のがん患者も増加している現状からも、万が一の備えはしておきたいものです。損保のがん保険は知名度が低く、詳しい補償内容を知らない人も多いかと思いますが、これを機に検討してみてはいかがでしょうか。

この記事の執筆協力

執筆者名

文・冨士野喜子(ファイナンシャルプランナー)

執筆者プロフィール

お金に関する相談実績1000件以上。 大学卒業後、教育出版会社、外資系生命保険会社を経て独立。個別相談だけでなくセミナーや講演、ラジオ、コラムにて「楽しく、分かりやすく」情報発信中。 プライベートでは3児の母。

募集文書管理番号
07E1-29A1-B20125-202102

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